よい年をお迎えください

2020年があと数時間で終わろうとしている。


世間に比べると、コロナに関しては生活的にも心理的にもそれほど影響を受けていないので、どちらかというと観察者のような立場で世間の動きを見ていることが多かった。

医療従事者の方々にとっては悪夢のような1年であったろうし、来る年にそれがすぐに払拭できるかどうかは怪しいので、気分的に暗いまま年を越される方が多いだろうから、本当に少しでも休みが取れるならなんとか休みを取って心身を休めていただけたらと心から願う。


私にとっては今年は旅もほぼできず、人と会う機会も減り、表面的にはとても静かな1年だったが、内面がずいぶん変化しているように感じる。


具体的にどう変わったのかと考えてみたけれど、よくわからない。ただ、今の自分の内側からの要求でないものは落としていって、結果的に自分のやりたいことが少しずつ固まってきている気がする。


『枠』についてもかなり取り払われていっているような気がする。あるべき論やすべき論ではなく、自分が望むからやるという方向になりつつある。同時に自分の内側の声に対する信頼も相当深まっていっているように思う。

オンラインでの関わり、コミュニケーションという手法を得たおかげで、コミュニケーションやネットワークに関しての考え方も変化した。これも一つの『枠』を外した事例だと思う。


来年しばらくは今年の流れが続いていくように見えるだろうけれど、水面下での変化が始まっている。その変化が表面にでてくるようになる頃にはかなりの大きな変化となっているだろう。その変化については良い、悪いで判断するのではなく、何故その変化がおこっているのか、何故その変化が生まれたかに注目すべき。


その理由を解き明かしたら、流れを利用することができる。怖れる必要はない。ただ注意深くいること。水面下の小さな変化に注意を払うこと。そして自分の内なる感覚を信頼すること。『なんとなくそういう気がする』という感覚を大事にすること。それはたいていきちんと内なる声を伝えている。


新しい時代の準備が必要な人たちもいるだろう。変化は誰にも等しく起こりえるのだが、本質を理解するのと単に結果に反応するのとでは大きな差がある。

少し難しい世の中になっていくと感じる人たちもいるかもしれない。難しいと感じるのは以前の価値観が時代の変化に合わなくなるからであって、決して難しいのではない。落ち着いて、呼吸をしっかりとして、大地のエネルギーを受けるとよい。


最初の頃の変化はとても細やかでわかりにくい。だが、注意を払っていればわかるはずだ。

大勢の声に従うのではなく、あくまで自分で考え、判断すること。


変化の切れ端を見つけて、その根っこを理解したら大きなエネルギーを得るだろう。それは喜びに似ている。だからこそ、人によってはこの一連の流れはギフトとなり得るのだ。



皆様にとって2021年が健やかで、穏やかで、夢かなう年でありますように。

この世界を平和で優しさに満ちた世界に近づけていけますように。

子どもたちが夢を持ち続け、笑って走り回っていられる世界でありますように。


全てに感謝です。



宙海の音(Sorami no Oto)

ようこそ、宙海の音へ。 ここは「天に在るように地にある」べく、日々暮らしながら、世界が美しいものであふれていることを記録にとどめるためのサイトです。 宙海の音とは瞑想中に出会う空間で、そこでは全ての存在がそれぞれ固有の音を響かせながら 一つの完全に美しい音としてその空間に広がっている音のことです。 どの音もすべて必要な音であり、どの音が欠けてもそれはもう宙海の音ではないのです。

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